『年頭のごあいさつ』 2003年1月号
自然学園園長 山中倫雄
新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は、池川町民の皆様には大変お世話になりました。
おかげさまで無事年を越すことができました。職員一同心よりお礼を申し上げます。
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
今年は池川自然学園が創設されて、10年の記念とする年となりました。
平成5年2月の開園式以来、この10年間に学園を利用した方々は延べ人数で200人近くになりました。
これも町民や関係者各位の温かいご指導やご支援のたまものであり、
平成15年2月8日には、学園において「十周年記念行事」を予定しています。
この10年を振り返れば、昭和63年の「池川塾」の結成に源を発し、
平成4年に財団法人「池川町ふるさと体験センター」を設立、
その名称として「池川自然学園」がスタートいたしました。
平成3年の起工式には中内知事が出席され、
平成7年までには寮舎、多目的ホールなどの必要な構造物も全て完成いたしました。
この間平成6年に創設者であり、初代園長である鈴木康正先生を亡くしましたことは誠に残念なことでした。
その後2代目園長である鈴木裕子先生の下、平成7年2月には橋本知事の視察、
平成10年5月には「高知女子大中山間地域研究センター」を開所し、順調に事業を進めてまいりました。
また、平成4年夏いらいつづけている4泊5日の「夏季セミナー」は、
多くの書中学生に池川の豊かな自然を満喫していただき、人間掲載の一助となっております。
これは財団の事業目的の成果と自負できるものであります。
今年は町村合併の議論がさらに本格化される中、池川自然学園を取り巻く状況の厳しさは自覚しております。
何よりも利用者の拡大が課題でありますが、見学者が即入園につながらない。
これには様々な要因がありますが、職員一同は今年が正念場と考えいっそう努力をいたしますので、
皆様の温かいご指導ご支援を世お願いいたしまして年頭のあいさつといたします。