『食』について 2003年8月号
文章: 女性職員B
学園での食事は、手作りで心の込もった食事を心がけています。
そういう作り手の思いを、子ども達なりに感じながら食べている姿があります。
私は時々、子ども達と一緒に食事を作ります。
「千切りキャベツ作って。」とお願いすると、
いつの間にか、みじん切りキャベツが出来上がり大笑いしたり、
鼻にティッシュを詰めてタマネギを切る様子がなんともおかしかったりします。
私が「その人参をカレー用に適当に切って。」と言うと、
しばらく人参と睨めっこして考えています。
その子の意外な一面が見えるのも、食堂というリラックスできる空間のお陰でしょうか。
食事を作りながらの会話がまた楽しいです。
愚痴を言ってたかと思うと、キュウリが転がったと突然笑い出したり。
そう言えば私も、中高生の頃、台所に立つ母親相手に愚痴をこぼし、
ヒョイと母親から餃子の皮なんかを手渡されて、包んでいるうちに、
「何の話ししてたっけー。」と愚痴もどうでもよくなったという思い出があります。
◆作文紹介◆ 中2 女子
池川自然学園に来て19時間、まだよく分かりません。
周りの景色を見ても山ばかりです。どこを見てもグリーンです。
その景色を見て私は「目に良さそうだ。」と思いました。
最初に来たときは、何コレ!?状態でした。
セミがいてビビりました。寮に荷物を運んだ時、ムカデが出現しました。
当然私は即、逃亡しました。果たしこんなので大丈夫なのでしょうか。