自然学園の今昔(炭窯) 2004年6月号
16年度の春を迎え、学園は12人の留学生と4月から採用になった職員(1人)を含め、
17人の大家族でスタートすることになりました。
留学生の様子は以前とは違い、池川中学校へ登校する生徒が多く、
学園で実習する留学生は時間が少なくなっています。
先日、池川中学校の校長先生から
「遠足で使うので炭はないろうか。」とお話を頂きました。
久しぶりに炭の袋を手にし、
「今の学園の留学生は炭の体験実習ができていないなぁ。自然学園も時代が変わった。」
と昔を懐かしみました。
当時は実習といえば「炭」、原木割りから炭切、袋詰から配達まで。
名前も知らない道具を使い、鼻の穴を真っ黒にして取り組んでいました。
現在の学園の炭窯は釜の天井部分のひび割れで、
修復のために赤土を準備しなければならず、炭を焼けない状態でした。
ところが、以前からこのことを知っていた、役場の方が赤土を見つけてくれ、
学園まで運んでくれました。感謝です。
修復には、隅田さんの指導のもと、
学園生徒も手伝いながら、完成に向けて汗を流していきたいと思っています。町内の方々も利用してください。
再び、池川に炭焼きの白い煙をあげ、皆さんと情緒を楽しみたいと思います。