うれしかった出来事 2004年10月号
文章:男性職員A
ひとつめ
八月二十五日、ひとりの高校生がバイクに乗って学園を訪ねてくれました。
園内を歩いている彼に職員が声を掛けると
「八年前にわくわくセミナーに参加した者です。」と、
バイクを乗れるようになり、わざわざ学園を探してやって来てくれました。
早速、八年前のセミナーの写真を探し、自分や妹の姿を見つけては
思い出に花を咲かせました。
当時は小学四年生、現在は高校三年生の彼。
懐かしそうに又嬉しそうに写真を見ている彼の様子は印象的でした。
四泊五日の短いセミナーですが、何年も思い出として持ち続けてくれたことが
たまらなく嬉しかったです。
写真をお土産に渡し、「またね。」と見送りました。
ふたつめ
現在、学園には
雄山羊のロッキーと雌山羊のハイジ(学園生まれ)・メアリー(葉山村出身)の三頭がいます。
ロッキーは平成十三年に窪川町より来ました。
窪川町内の電柱にくくりつけられ捨てられていた山羊でした。
学園に来た当時は、落ち着きが無く、やんちゃで人の後をついてまわったり、
力の加減が分からず、山羊小屋の壁を壊すなどしていました。
その頃は表情も鋭かったように思います。
しかし最近ではロッキーの表情が優しくなり、毛並みもきれいになってきました。
池川の自然や人に慣れ、安心して暮らせる様になったのかもしれません。
今年も三頭の山羊の為に芋づるをお願いします。
みっつめ
台風で壊れた自然学園の看板(相ノ谷地区)を直して頂いたり、
鉄板を敷いて頂いた方へお礼申し上げます。