1997年6月号

池川自然学園新学期が始まる町民の皆さま方のあたたかいご指導、ご支援をいただきながら、池川自然学園は6年目の新学期を迎えました。

子供たちは、目のさめるような深緑、澄みきった空気。
この大自然の中で、炭焼きや野菜づくり、花壇の手入れ、動物の世話などの勤労体験、全寮制での共同生活を通じて忍耐力と社会への適応性を身につけ、自立することを目的に毎日の生活をがんばっています。
留学生の受け入れは、平成4年度からこれまで110名に及んでいます。

現在は7名(高校4名、中学生3名) ですが、新しい友だちが次々と入園してくれることを首を長くして待っています。
4月7日の入園後、まだ日が浅いですが、入園してから最初の作文を書きました。

学園に来て(高1男子)
ここに来て、11時までに寝ることができるようになって、夜ふかしをしなくなった。
朝、夜に歯をみがくようになり、一日に朝昼夕とごはんを食べるようになった。
よく働いて材木など重い物を持ったり運んだりして力がついてきた。がまん強くなったので、けんかっ早いのがましになり、思ったことが少し言えるよになった。

学園に来て(高1男子)
ここの学園に来て、前の自分だったら話をしにくい友だちとも、話せるようになった。
夜ふかしも朝ねぼうもしなくなった。それに今までだったら、金ももらわずに作業などするか、と考えたと思うが、それがここに来て、そうは思わなくなった。かなり、しんどいけれど。
あと、ここに来て、今までミネラル水しか飲まなかった自分が、茶をひさしぶりに飲みだした。茶はうまい。