休日の学園

　本格的な梅雨になってきました。今日の高知県仁淀川町は結構な雨量です。 
　学園生の日課は動物（ヤギ、ウサギ、ニワトリ）、学習４時限、実習（スポーツ）等に振り分けられています。土曜、日曜には学習と実習はお休みとなります。
　通常、土曜日は午前中に週に一回の買出しがあります。学園生たちは決められた金額を与えられて、１週間分のおやつや、漫画などを購入します。その金額、７５０円。この日以外の買い物はできません。もちろん、学習用品など生活必需品は別枠で購入できます。
　その買い物が終わって、学園に帰ってくるのはお昼前となります。
　全員そろって昼食をとり、寮など掃除すると自由時間となります。各自の部屋で音楽を聞いたり、絵を書いたり、本を読んだり、集会室のテレビをみたりとそれぞれのスタイルで過ごしています。
　月に1.2回のペースで手品教室やヨガなどの『イベント』が行われたりもします。また、休日には職員が草刈りや樹木の剪定など学校内の環境整備をしたりするのですが、そういった作業を手伝ってもらったりします。
　今日のような雨の日は、学園生活にも慣れた彼らは各自部屋で自由に過ごしているようです。学園生にとって退屈と言えば退屈な時間かもしれませんが、一人になれる貴重な時間ともいえます。
　まもなく夕方の飼育の時間。長靴はいて、ヤギ小屋や鶏小屋にエサを与えに行く日課です。今日のような雨の日はなかなか面倒なんですが、きちんとこなしてくれます。その後は5時から入浴・食事・そして夜間学習と続いていきます。
　こうやって　確認してみると、休日とはいえ、のんびりできる時間も限られているものですが、時間に従い、時間を有効に使うことによって基本的生活習慣の確立ができる。 　集団生活には必要不可欠なものです。
　全員がかなり身についています。
　雨の風景　　雲より高い？池川自然学園・・・・向かって左・管理練　　同右　女子寮