高知県池川町は山間の町ですが、自然学園があるのは町の中心より少しだけ高台。
そのせいか、ふもとの中学校の先生が自然学園へ来られた時に、
「自然学園は一段と冷えますね」と言われたことがあります。
そんな池川では冬に何度か雪が積もります。
夜になるとちらつく雪に子供たちは早くもソワソワ。
そして翌朝起きると一面の雪景色!
雪になじみのない子どもたちは寒い寒いと言いながら
おおはしゃぎで雪遊びです。

そんな雪の日の作文です。

中学1年生 男の子

今日は雪だ。とても寒い。
こんな日はあまりすきではない。なぜなら靴が全部ぬれたからだ。
足はひえるし、とても冷たい。
足が凍りついて動けなくなった。

雪だるまを作ってウィリアムと命名した。けっこうでかい。
雪の降る中、友だちと一生けんめい作った。
ぼくは頭を作った。
直径40センチぐらいの頭だけれど、それを作るのに時間がかかった。
30分ぐらいだろうか。とても長く感じた。

次に雪合戦をした。友達をねらいまくった。
パシッドシッといい音が響いた。
ぼくはこかされて、雪を当てられた。
「いたい。」とさけんでいるのに、やめてくれない。
そのあと、今度は相手がころんだ。その時が復しゅうのときだった。
また雪を当てまくった。とてもすっきりした。

ぼくの住んでいた淡路島ではこんな体験はできない。
きらいだった雪がすきになった。
冷たいけれど、楽しかった。